2015年4月22日 星期三

ATSUSHI、5・17網走刑務所で歌う「向き合っていきたい」



「EXILE」のATSUSHI(34)が22日、東京・霞が関の法務省で行われた矯正支援官委嘱式に出席した。刑務所や少年院へ慰問し講演、歌唱などを通じて受刑者の改善更生を図るために作られ11組14人た同省初の制度で、特別矯正監の杉良太郎(70)の呼びかけに賛同。「自分の歌を通してどういったメッセージを伝えていくべきか。その責任を果たしていきたい」と誓った。矯正支援官にはATSUSHI、歌手の浜崎あゆみ(36)ら11組14人が就任した。

 矯正局長から委嘱状を授与され、制服姿のATSUSHIは、りりしい表情で語った。「自分に何ができるのか、自分の歌を通してどういったメッセージを伝えていくべきか、少しでもその責任を果たしていきたい。活動を通じて刑務所、少年院に収容されている人たちへの理解を深めていきたい」

 矯正支援官は法務省初の制度。任命された各界の著名人は刑務所、少年院などの全国の矯正施設を訪れ、これまで培ってきた経験、知識を生かして講演、歌唱を行う。それにより、受刑者の改善更生を図っていくもの。

 杉の呼びかけに、ATSUSHIは「喜んでやらせていただきたいと思い、お受けさせていただいた」と即答した。東日本大震災後の2012年、仙台の少年院(東北少年院、青葉女子学園)を慰問。そこで、7、8割の少年、少女たちが家庭環境に問題があることを知り、衝撃を受けた。

 歌い手として「何かできないか」と模索し「HIKARI」(14年12月発売アルバム「Love Ballade」収録)を作詞した。杉からは「経験上、仕事的にミスマッチのような感じもした。引き受けないだろうと思っていた」と冗談交じりに言われたが、絶好のタイミングでのオファー。断る理由がなかった。

 15歳から刑務所慰問を続ける杉からは「一番骨の折れる仕事。誠心誠意務めなければ、受刑者の記憶に残らない。大変な仕事を引き受けてくれた。長年やってきましたが、感謝の言葉しかありません」と激励の言葉をもらった。初仕事は5月17日の網走刑務所への慰問。曲目は未定だが、歌唱も予定している。「一生懸命に受刑者の方々と向き合っていきたい」とATSUSHI。正面からぶつかっていく覚悟だ。

スポーツ報知 

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